2015年6月6-7日 文楽レクチャー・デモンストレーション実施

平成27年7月9日
Taz Burns氏によるレクチャー
デモンストレーションの様子
子供国際文化フェスティバル『ストッペステッド ヴァルダン(Stoppested Verden*)』は、2015年6月6日から7日にかけ、ハーマルにある鉄道博物館にて開催されました。同フェスティバルでは、毎年世界の様々な文化が紹介され、多くの子供たちが訪れて、世界の文化に触れる貴重な機会となっています。

*注)直訳:停車駅 世界

今回、日本大使館は、同フェスティバルにおいて、日本人と英国人を両親に持ち、文楽アーティストとして活躍するタズ・ブルンス氏による文楽レクチャー・デモンストレーションを実施しました。文楽-人形浄瑠璃文楽は、ユネスコ無形文化遺産に登録された日本の伝統芸能で、三味線音楽の義太夫節(ぎだゆうぶし)に合わせて人形操作を行う音楽劇です。1体の人形を3人で操作する工夫により、人形の写実的な動きが可能となるのが特徴で、人形遣いは黒い衣をまといます。
日本ブース
実際に人形を動かし楽しむ参加者の様子
2日間に亘り開催されたフェスティバル中、日本ブースにおける文楽レクチャー・デモンストレーションには、合計約250名のこどもたちが訪れました。参加した子供たちは、お手本を鑑賞した後、3人一組になって実際に人形を動かすなど、積極的に人形に触れていました。楽しそうに人形の頭、腕や足を動かし、踊りや挨拶の仕草をしてみせ、すっかり気に入り何度も実践したがる参加者も多くいました。今回のイベントは、子供たちが日本の伝統文化に触れる良い機会となりました。これをきっかけに、子供たちの日本文化への関心が更に高まることが期待されます。