イーカ・カミンカ氏の旭日双光章受章

令和8年4月29日
4月29日、イーカ・カミンカ氏(翻訳家)は、日本文学の翻訳及び普及を通じてノルウェーにおける日本文化の紹介及び両国間の相互理解の促進に寄与したことにより、旭日双光章を授与されました。
 
カミンカ氏は1998年以降、村上春樹、伊藤比呂美、谷崎潤一郎、夏目漱石をはじめとする日本の主要な作家の作品を多数翻訳してきおり、これまでに日本に関連する著作および翻訳書を30冊以上刊行しています。
 
また、翻訳家としての活動と並行して、カミンカ氏はノルウェーにおける文芸翻訳分野の発展において中心的な役割を果たしてきました。同氏は、ノルウェー翻訳者協会の会長を務め、その活動を通じて日本とノルウェー文学の交流促進に寄与するとともに、新たな翻訳者の発掘及び育成にも貢献してきました。さらに、講演、セミナー、各種公開イベントに多数参加し、幅広く日本文学および文化の普及に努めてきました。
 
さらに、カミンカ氏は日本文学に関するエッセイや批評を発表し、ノルウェーのメディアにおいても積極的に発信を行ってきたほか、2013年には、発信プラットフォーム「Yonda! Yonda!」の設立にも参画しました。同プラットフォームは、ブログ、ポッドキャスト、講演等を通じて、日本文学の認知向上に寄与しています。
 
このように、カミンカ氏は約30年にわたり、日本文学をノルウェーの読者に紹介する上で重要な役割を果たしてきました。本叙勲は、同氏のノルウェーにおける日本文化の紹介及び相互理解の促進に対する多大な貢献を顕彰するものです。