ノルウェー感染対策措置の変遷と詳細
令和2年11月13日
2020年3月12日以降、ノルウェー政府が発表した一連の新型コロナウイルス対策措置の概要は以下のとおりです(出入国・自宅隔離等は除く)。
1 衛生対策
3月12日~
厳格な衛生対策が依然求められる。人々は距離をとり,適切な手洗い等の衛生手段をとり,咳をする際にはティッシュペーパーか肘にあててしなければならない。
2 社会的距離
3月12日~4月29日
公共の場において,人々は1m以上距離を開けるべきである。自宅以外の場所においては(同一世帯の者又は家族を除き)5人以上で集まってはならない。屋内においては(同一世帯の者又は家族を除き)2m以上距離を開けるべきである。
4月30日~
推奨される人々の間の距離を,屋内・屋外ともに2mから1mに変更する。
5月7日~10月28日
私的な集まりの人数の上限を5人から20人に緩和(但し,相互に1m以上の距離を保つことができる場合に限る。)
6月15日~
文化・スポーツ分野(サッカートップリーグ含む)のプロの試合やイベント,20歳以下のサマースクール等夏期学校参加者は1mの間隔を空けることから除外される。
10月29日~
ア 個人宅、庭又は別荘では、生計を共にする者を除外して、5人以上のゲストを迎えるべきではない。仮にゲスト全員が生計を共にする者であれば、5人以上で集まることができる。すなわち、多くの子どもがいたとしても二家族で集まることはできる。
イ 5人以上が集まるべきではないとする本制限は、保育園や学校のクラスには適用されない。保育園又は小学校で同じクラスの園児・児童は、イベントにおける距離を保つ義務の対象外となる。
ウ 社交上、人との接触をより少なく短時間とし、一週間に多くの異なる人々と接触しないことを推奨する。
エ 公的な場所又はレンタルスペース等での私的集まりは、最大で50人までとする。
3 マスクの着用
8月17日~
以下の場合においてマスクの着用を推奨する。
ア オスロ市及びベルゲン市生活・通勤圏の人々は、公共交通機関が混雑しており1メートルの距離が保てない場合にマスクの着用を推奨する。(オスロ市は10月29日より義務化。)
イ 新型コロナウイルスの感染が確認されたもしくは症状のある人が自己隔離中に医療施設及び検査場への往来のために移送される場合。
ウ 自宅待機義務の発生する国からノルウェ-に到着した際に空港から自宅まで移動する場合。
・新型コロナウイルスの感染者もしくは症状がある者の世話をすために1メ-トルの距離が保てない近親者である場合。
・職場において対面による会話が避けられない場合。
(*)小学生(1年生から7年生)及び小学生以下の子どものマスク着用は推奨されない。また、2歳以下の子どもはマスクを使用すべきではない。
4 教育機関の閉鎖
3月12日~4月19日
国内すべての幼稚園,小学校から大学まで及びその他の教育機関は閉鎖される。 社会機能の維持に必要不可欠な職種に就く両親の子女は幼稚園及び学校のサービスを受け続けることができる。
4月20日~
幼稚園を再開する。
4月27日~
以下を再開する。
・小学校のうち1年生から4年生まで
・高校のうち、職業訓練コース2年生及び3年生。
・大学生、カレッジの生徒、専門学校生のうち、学業やプロジェクトの最終段階にいる学生や職員で、学校に設置されている設備が必要不可欠な者。
5月11日~
・全ての義務教育(小学校・中学校)及び高校を再開。(5月11日の週のうちに再開の準備を整える。)
・市民カレッジは短期コースを除き引き続き閉鎖。
・大学,職業訓練校等は引き続きリモート授業を行う。
6月15日~
・感染対策に関する規則の順守を条件に、全ての教育機関を再開。教室では1m以上の間隔を空けなくてはならない。
・教師・生徒が公共交通機関を利用しなくては通学できない場合は、引き続きテレワークやデジタル会議が提供される。
5 医療従事者
3月12日~5月6日
医療従事者は公用私用に関わらず4月末まで海外に渡航してはならない。
5月7日~
医療従事者の海外渡航禁止の廃止。但し,引き続き海外旅行は推奨されず,海外からの帰国者は自宅待機すること。
6 文化事業,スポーツ事業,組織化されたスポーツ活動
3月12日~5月6日
文化事業,スポーツ事業,組織化されたスポーツ活動は屋内外を問わず禁止する。 基本的な感染防止要件を満たさない文化事業,スポーツ事業、その他のイベントは6月15日まで禁止する。
5月7日~
公共の場における50人を上限とする集会・行事の再開(但し,相互に1m以上の距離を保つことができる場合で責任ある主催者がいる場合に限る)。
5月11日
サッカー等青少年のためのスポーツガイドを発出予定。
6月15日~
200人を上限とする行事の再開が可能となる。200人以上の商業展覧会(メッセ)等は引き続き禁止されるが、ボランティア団体によるノミの市等は許可される。
9月1日以降も200人以上の集会の禁止を継続する。
10月12日~
ア 20歳以上の成人を対象とした草の根的スポーツの一般的なトレーニングを再開する。
イ 200人までのグループに分けた上で、同時に600人まで参加する屋外イベントを再開する。
ウ 固定席に座る者は、同じ列の席を一席空けることで十分とする。
10月29日~
現状の600人までを可とする屋外イベントについては、全ての聴衆が固定席に着席するものに制限する。
7 飲食店
3月12日~
ア 人々の距離を1m以上あけることが可能な食堂等の食品を提供する場を除いたすべてのレストラン,バー,パブ等の施設は営業を停止する。
イ 食品はビュッフェ形式で提供されてはならない。
6月1日~
食事の販売を伴わない飲食場所の再開(但し,相互に1メートル以上の距離を保つ ことができる場合に限る)。
8月8日~
アルコ-ルを提供するレストランの24時以降の営業を禁止する。
10月13日~
ア 現在国レベルで課しているアルコール制限(24時以降のアルコール提供禁止)を解除する。
イ アルコール提供のライセンスを有するレストラン(等)は、客の情報を把握しておかなければならない。
8 フィットネスセンター,スイミングプール,水上公園等の施設
フィットネスセンター
3月12日より現在まで閉鎖。
6月15日より感染防止策をとった上で、更衣室を含め再開。
スイミングプール,水上公園等
3月12日より5月31日まで閉鎖。
6月1日より学校での授業を含む団体での水泳再開。
6月15日より感染防止策をとった上で、更衣室を含め、スイミングプール,水上公園を再開。
9 理髪店等の施設
3月12日~4月19日
理髪,スキンケア,マッサージ,ボディーケア,タトゥー,ピアス等の施術を行う施設は閉鎖する。
4月20日~
フィジオセラピ―や心理カウンセリングを行う医療関連事業を再開。
4月27日~
理髪,スキンケア,マッサージ,ボディーケア,タトゥー,ピアス等の施術を行う施設を再開
10 ヒュッテ・別荘・休暇
3月12日~4月19日
ヒュッテや別荘への滞在禁止措置は継続する。
4月20日
ヒュッテや別荘への滞在禁止措置を廃止。
6月1日~
6月1日から有効な余暇旅行に関する勧告は,5月15日に発表される。
11 免許発行所
3月12日~4月16日
国内すべての免許発行所は閉鎖する。
4月17日~
運転免許証切り替え申請を含む一部の業務を再開。ただし事前の予約が必要。
5月11日~
自動車教習の再開が可能となる。
12 公共交通機関
公共交通機関は通常通り運行するが、公共交通機関の使用を控えることを勧奨する。
13 その他
テレワーク
5月7日より,テレワークに関する新たな推奨。
雇用者は,就労者が勤務時間中常に1メートル以上の距離を保てることを確保する。 特にオスロ等公共交通機関の混雑が予想される地域においては,就労者が公共交通機関 に依存している場合は,引き続き週2日~3日のテレワークが推奨される。
通常の時間帯で働く必要のない者、義務教育及び幼稚園に通う子どものいない者に労働時間をずらすことを勧奨する。
アミューズメントパーク
6月1日よりアミューズメントパークを再開。
サッカー(トップリーグ)
6月15日よりサッカー(トップリーグ)の再開。
【参考】
3月24日付ノルウェー首相府・保健介護省共同プレスリリース
4月8日付ノルウェー首相府・保健介護省・法務治安省共同プレスリリース
5月7日付ノルウェー首相府・保健介護省・法務治安省共同プレスリリース
5月7日付ノルウェー政府ホームページ
6月12日付ノルウェー首相府・外務省・保健介護省、法務公安省プレスリリース
8月7日付ノルウェー保健介護省プレスリリース
9月30日付ノルウェー首相府・保健介護省・文化省共同プレスリリ ース
10月26日付ノルウェー首相府・子ども家族省・保健介護省・文化省共同プレスリリース
1 衛生対策
3月12日~
厳格な衛生対策が依然求められる。人々は距離をとり,適切な手洗い等の衛生手段をとり,咳をする際にはティッシュペーパーか肘にあててしなければならない。
2 社会的距離
3月12日~4月29日
公共の場において,人々は1m以上距離を開けるべきである。自宅以外の場所においては(同一世帯の者又は家族を除き)5人以上で集まってはならない。屋内においては(同一世帯の者又は家族を除き)2m以上距離を開けるべきである。
4月30日~
推奨される人々の間の距離を,屋内・屋外ともに2mから1mに変更する。
5月7日~10月28日
私的な集まりの人数の上限を5人から20人に緩和(但し,相互に1m以上の距離を保つことができる場合に限る。)
6月15日~
文化・スポーツ分野(サッカートップリーグ含む)のプロの試合やイベント,20歳以下のサマースクール等夏期学校参加者は1mの間隔を空けることから除外される。
10月29日~
ア 個人宅、庭又は別荘では、生計を共にする者を除外して、5人以上のゲストを迎えるべきではない。仮にゲスト全員が生計を共にする者であれば、5人以上で集まることができる。すなわち、多くの子どもがいたとしても二家族で集まることはできる。
イ 5人以上が集まるべきではないとする本制限は、保育園や学校のクラスには適用されない。保育園又は小学校で同じクラスの園児・児童は、イベントにおける距離を保つ義務の対象外となる。
ウ 社交上、人との接触をより少なく短時間とし、一週間に多くの異なる人々と接触しないことを推奨する。
エ 公的な場所又はレンタルスペース等での私的集まりは、最大で50人までとする。
3 マスクの着用
8月17日~
以下の場合においてマスクの着用を推奨する。
ア オスロ市及びベルゲン市生活・通勤圏の人々は、公共交通機関が混雑しており1メートルの距離が保てない場合にマスクの着用を推奨する。(オスロ市は10月29日より義務化。)
イ 新型コロナウイルスの感染が確認されたもしくは症状のある人が自己隔離中に医療施設及び検査場への往来のために移送される場合。
ウ 自宅待機義務の発生する国からノルウェ-に到着した際に空港から自宅まで移動する場合。
・新型コロナウイルスの感染者もしくは症状がある者の世話をすために1メ-トルの距離が保てない近親者である場合。
・職場において対面による会話が避けられない場合。
(*)小学生(1年生から7年生)及び小学生以下の子どものマスク着用は推奨されない。また、2歳以下の子どもはマスクを使用すべきではない。
4 教育機関の閉鎖
3月12日~4月19日
国内すべての幼稚園,小学校から大学まで及びその他の教育機関は閉鎖される。 社会機能の維持に必要不可欠な職種に就く両親の子女は幼稚園及び学校のサービスを受け続けることができる。
4月20日~
幼稚園を再開する。
4月27日~
以下を再開する。
・小学校のうち1年生から4年生まで
・高校のうち、職業訓練コース2年生及び3年生。
・大学生、カレッジの生徒、専門学校生のうち、学業やプロジェクトの最終段階にいる学生や職員で、学校に設置されている設備が必要不可欠な者。
5月11日~
・全ての義務教育(小学校・中学校)及び高校を再開。(5月11日の週のうちに再開の準備を整える。)
・市民カレッジは短期コースを除き引き続き閉鎖。
・大学,職業訓練校等は引き続きリモート授業を行う。
6月15日~
・感染対策に関する規則の順守を条件に、全ての教育機関を再開。教室では1m以上の間隔を空けなくてはならない。
・教師・生徒が公共交通機関を利用しなくては通学できない場合は、引き続きテレワークやデジタル会議が提供される。
5 医療従事者
3月12日~5月6日
医療従事者は公用私用に関わらず4月末まで海外に渡航してはならない。
5月7日~
医療従事者の海外渡航禁止の廃止。但し,引き続き海外旅行は推奨されず,海外からの帰国者は自宅待機すること。
6 文化事業,スポーツ事業,組織化されたスポーツ活動
3月12日~5月6日
文化事業,スポーツ事業,組織化されたスポーツ活動は屋内外を問わず禁止する。 基本的な感染防止要件を満たさない文化事業,スポーツ事業、その他のイベントは6月15日まで禁止する。
5月7日~
公共の場における50人を上限とする集会・行事の再開(但し,相互に1m以上の距離を保つことができる場合で責任ある主催者がいる場合に限る)。
5月11日
サッカー等青少年のためのスポーツガイドを発出予定。
6月15日~
200人を上限とする行事の再開が可能となる。200人以上の商業展覧会(メッセ)等は引き続き禁止されるが、ボランティア団体によるノミの市等は許可される。
9月1日以降も200人以上の集会の禁止を継続する。
10月12日~
ア 20歳以上の成人を対象とした草の根的スポーツの一般的なトレーニングを再開する。
イ 200人までのグループに分けた上で、同時に600人まで参加する屋外イベントを再開する。
ウ 固定席に座る者は、同じ列の席を一席空けることで十分とする。
10月29日~
現状の600人までを可とする屋外イベントについては、全ての聴衆が固定席に着席するものに制限する。
7 飲食店
3月12日~
ア 人々の距離を1m以上あけることが可能な食堂等の食品を提供する場を除いたすべてのレストラン,バー,パブ等の施設は営業を停止する。
イ 食品はビュッフェ形式で提供されてはならない。
6月1日~
食事の販売を伴わない飲食場所の再開(但し,相互に1メートル以上の距離を保つ ことができる場合に限る)。
8月8日~
アルコ-ルを提供するレストランの24時以降の営業を禁止する。
10月13日~
ア 現在国レベルで課しているアルコール制限(24時以降のアルコール提供禁止)を解除する。
イ アルコール提供のライセンスを有するレストラン(等)は、客の情報を把握しておかなければならない。
8 フィットネスセンター,スイミングプール,水上公園等の施設
フィットネスセンター
3月12日より現在まで閉鎖。
6月15日より感染防止策をとった上で、更衣室を含め再開。
スイミングプール,水上公園等
3月12日より5月31日まで閉鎖。
6月1日より学校での授業を含む団体での水泳再開。
6月15日より感染防止策をとった上で、更衣室を含め、スイミングプール,水上公園を再開。
9 理髪店等の施設
3月12日~4月19日
理髪,スキンケア,マッサージ,ボディーケア,タトゥー,ピアス等の施術を行う施設は閉鎖する。
4月20日~
フィジオセラピ―や心理カウンセリングを行う医療関連事業を再開。
4月27日~
理髪,スキンケア,マッサージ,ボディーケア,タトゥー,ピアス等の施術を行う施設を再開
10 ヒュッテ・別荘・休暇
3月12日~4月19日
ヒュッテや別荘への滞在禁止措置は継続する。
4月20日
ヒュッテや別荘への滞在禁止措置を廃止。
6月1日~
6月1日から有効な余暇旅行に関する勧告は,5月15日に発表される。
11 免許発行所
3月12日~4月16日
国内すべての免許発行所は閉鎖する。
4月17日~
運転免許証切り替え申請を含む一部の業務を再開。ただし事前の予約が必要。
5月11日~
自動車教習の再開が可能となる。
12 公共交通機関
公共交通機関は通常通り運行するが、公共交通機関の使用を控えることを勧奨する。
13 その他
テレワーク
5月7日より,テレワークに関する新たな推奨。
雇用者は,就労者が勤務時間中常に1メートル以上の距離を保てることを確保する。 特にオスロ等公共交通機関の混雑が予想される地域においては,就労者が公共交通機関 に依存している場合は,引き続き週2日~3日のテレワークが推奨される。
通常の時間帯で働く必要のない者、義務教育及び幼稚園に通う子どものいない者に労働時間をずらすことを勧奨する。
アミューズメントパーク
6月1日よりアミューズメントパークを再開。
サッカー(トップリーグ)
6月15日よりサッカー(トップリーグ)の再開。
【参考】
3月24日付ノルウェー首相府・保健介護省共同プレスリリース
4月8日付ノルウェー首相府・保健介護省・法務治安省共同プレスリリース
5月7日付ノルウェー首相府・保健介護省・法務治安省共同プレスリリース
5月7日付ノルウェー政府ホームページ
6月12日付ノルウェー首相府・外務省・保健介護省、法務公安省プレスリリース
8月7日付ノルウェー保健介護省プレスリリース
9月30日付ノルウェー首相府・保健介護省・文化省共同プレスリリ ース
10月26日付ノルウェー首相府・子ども家族省・保健介護省・文化省共同プレスリリース